第2回 岩手県宮古市田老第三小学校

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第2回桜3.11_学校プロジェクト
実施日:2012年6月11日(月)午前10時30分
実施場所:岩手県宮古市立田老第三小学校 校庭
桜:樹齢千年をめざすエドヒガンザクラ
主催:桜3.11プロジェクト実行委員会、一般社団法人アート・アンド・パブリック協会、一般社団法人MMIX Lab
協力:岩手県宮古市立田老第三小学校、学習院女子大学東日本大震災つながるわキャンペーン、学習院女子大学清水敏男研究室、国立大学法人宮城教育大学村上タカシ研究室

6月11日に第2回桜3.11学校プロジェクト in 岩手県 田老第三小学校を実施しました。
学習院女子大学の伊藤由紀子ゼミを中心に集まった学生のみなさんの楽しいワークショップと手作りの「桜茶」試飲からスタート。

桜3.11実行委員の村上タカシさんとの桜色バルーンのアート教室につづき、いつも素敵な司会で会場を和ませてくれる渡辺祥子さんの進行で、清水実行委員長と荒谷校長先生のご挨拶と桜「希望の桜」の植樹、そして桜バルーンリリースがおこなわれました。(庄野真代さんにも参加していただきましたよ。)

午後からは、仮設店舗で復興のシンボル「善助屋食堂のどんこ丼」を堪能した後に、あの全国菓子大博覧会で数々の賞を受賞されている田老のかりんとう田中菓子舗の若旦那さんのアテンドで田老地区を視察。

夕暮れの時になり、場所をグリーピンぴあ宮古に移し、仮設住宅にお住まいの方々と交流。庄野真代さん、大和妃呂未さんのふれありコンサートと「希望の花火」の打ち上げをおこないました。


後日、田老第三小学校の生徒の皆さんから実行委員会の私たちに素敵なお手紙をいただきました。
「たくさん花が咲くように育ち、みんなに希望を与えてほしい。

桜3.11プロジェクトについて
日本の内外でアートプロジェクト、パブリックアートを展開しているアートディレクター、キュレーターの集まりである一般社団法人アート・アンド・パブリッック協会では、「桜3.11プロジェクト」実行委員会を結成し桜の植樹を推進しています。

このプロジェクトは、東日本大震災による津波で大きな被害をこうむった青森、岩手、宮城、福島の東北4県の海岸線にそって桜の木を植樹し、津波の被害の記憶をとどめることによって将来の被害を最小限にすることを目指しています。さらに、植樹を通じて地域のコミュニティを活性化し、支援活動の広がりによって人と人のつながりの輪を世界に広げることを目指すものです。

私たちはまず小中学校で植樹を始めました。小中学校は地域コミュニティの中心であり、求心力がある場所です。そして子どもたちは将来へ記憶をつなげ、未来をつくっていく存在だからです。